タブレット タイムレコーダーが2015年度グッドデザイン賞を受賞
2015.09.29
タイムレコーダーの再発明を目指したiPadアプリ
タイムレコーダーの受賞は、22年ぶり
株式会社ネオレックス(本社:名古屋市熱田区、取締役社長:駒井拓央)は、iPad向けアプリ「タブレット タイムレコーダー」でグッドデザイン賞を受賞しました。審査委員からは「従来の機器の中核となる機能を見直し、新たな機能の可能性を提示する発想は素晴らしい」との評価をいただきました。タイムレコーダーの再発明を目指して開発したタブレット タイムレコーダーの企画やデザインが、このような評価を受けたことは大変光栄です。今回の受賞を励みと自信とし、タブレット タイムレコーダーの更なる普及に取り組んでまいります。
タブレット タイムレコーダーとは
タブレット タイムレコーダーは、iPadをタイムレコーダーにするアプリです。従来の高機能タイムレコーダーや勤怠管理システムと同様に、高度な自動集計や給与計算ソフト向けデータ出力ができます。また、「毎日の顔写真やグラフなどで自分の状態を把握する」「ビデオメッセージを送りあう」 「天気予報を見る」など、これまでのタイムレーダーでは考えられなかった様々な機能もあります。タブレット タイムレコーダーはタイムレコーダーの再発明を目指して開発された、これからの時代の「スマート タイムレコーダー」です。
受賞にあたり
♦ 22年ぶりの受賞
1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とするグッドデザイン賞に、これまで6種類のタイムレコーダーが選ばれました。しかし、最後の受賞は1993年であり、「タブレット タイムレコーダー」はタイムレコーダーとして22年ぶりの受賞となりました。
(グッドデザイン賞公式サイトの受賞対象一覧における検索結果に基づく。http://www.g-mark.org/award/)
♦ 開発の背景
出勤・退勤の時、いつも笑顔という人は少ない。長時間労働、人間関係、職場に楽しみがない、自分のしかめっ面に気づいていないなど、要因は様々。みんなが笑顔で出退勤する社会になったら、どんなに素晴らしいだろう。 そこで、自分たちが10年以上関わってきたタイムレコーダー(※)に、何かできることはないかと考えました。また、誕生から100年以上も基本的な姿や機能を変えていないタイムレコーダーを再発明できないかとも考えました。
※ ネオレックスは2003年より、クラウド勤怠管理システム「バイバイ タイムカード」の提供を続けています。バイバイ タイムカードは、1,000人以上規模の企業におけるクラウド勤怠管理システム市場において国内トップのシェアを持っています。 (2015年ミック経済研究所調べ)
♦ 企画・開発の意義
・出退勤時の顔写真撮影やグラフなどによる近況の可視化により自己管理が促され、働く人の心身の健康が改善する
・全体のリアルタイム統計データにより、マネジメントが支援され、生産性が向上する
・ビデオメッセージによってコミュニケーションが活性化し、社内の雰囲気が明るくなる
これらを実現しつつ、従来の高機能タイムレコーダーと同様な勤務時間の自動集計機能を従来よりも安価に提供し、社会全体の生産性を向上させます。
♦ タイムレコーダーの再発明
タイムレコーダーの定義を「出退勤の時刻を記録する機械」から「出退勤の時にみんなが必ず触れるもの」と広げました。これにより、ビデオメッセージや伝言板、天気予報などのアイデアが生まれました。
また、当初は不正防止といったネガティブな目的であった打刻時の顔写真撮影を、「自分と向き合う機会」とポジティブにとらえ直すことにより、打刻時に最近の写真一覧を表示するというアイデアが生まれ、健康状態や服装のセルフチェック、良い顔で写ろうとする努力を促すといった本製品の大きな特徴が生まれました。
グラフにおいては、折れ線や棒、円グラフなどを使い分けることにより、過去3ヶ月分といった大きなデータも直感的に把握できるようにしています。
UI/UX設計においては、ワクワクするような「クールさ」と、戸惑いなく使える親しみやすさの両立を目指しました。
♦ デザインに込めた想い
「ルンバ」の登場で、掃除機というジャンルは急に未来的で、 魅力的なものとなりました。携帯電話は「スマートフォン」というまったく別のものに生まれ変わり、世界の人々の暮らしを変えました。タイムレコーダーも「スマートタイムレコーダー」になれないか?それを日本で発明し、世界に広げたい。タイムレコーダーが人々を笑顔にし、幸せにする。 そんな、誰も想像しなかったことを実現したい。そんな想いで開発に取り組みました。
♦ 利用ユーザーの声
「毎日写真を撮るので、前より化粧や服装、表情などを気にするようになった。すると、気分も明るくなってきた(システム開発)」
「夜勤担当者から翌朝への引き継ぎ連絡、以前は図を書いたり大変だったが、ビデオメッセージでとても簡単になった(印刷工場)」
「今体の集計作業はとても面倒だが、大きな費用はかけられないと諦めていた。でも、この値段ならシステム化できる(設備業)」
今後の予定
本発表の翌日、9月30日(水)より、ITpro Expo 2015に出展します。
ITpro Expo 2015
会期 : 2015年9月30日(水)~10月2日(金)
会場 : 東京ビッグサイト
URL : http://expo.nikkeibp.co.jp/itpexpo/2015/(リンク先の掲載終了)
また、10月30日(金)より、グッドデザイン賞受賞展「グッド デザインエキシビション2015(G展)」に出展します。
グッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビション 2015(G展)」
会期 : 2015年10月30日(金)~11月4日(火)
会場 : 東京ミッドタウン
URL : http://www.g-mark.org/gde/2015/(リンク先の掲載終了)
メッセージ
日本の生産性向上や、長時間労働、メンタルヘルスケア、ワークライフバランスなどの様々な問題を、タブレット タイムレコーダーだけで解決できるとは考えていません。しかし、これらの様々な問題に対して、少しずつではあっても、広範囲に及ぶ改善を生み出す可能性は十分にあると考えています。またこうした改善を「より厳密な管理」「細かなルール」「機械による自動化」などの冷たいやり方で実現するのではなく、「自己管理」「ビジュアル」「笑顔」といったあたたかく楽しいやり方で実現しようとしている点に、私たちの取り組みの特徴と価値があると考えています。
今後は、グッドデザイン賞の受賞をマーケティングに生かし、早期に日本国内の標準的なタイムレコーダーになることを目指して普及に取り組んでいきます。また、米国をはじめとする世界への普及も目指します。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで 59年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されてきました。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「G マーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。 http://www.g-mark.org/
株式会社ネオレックス 企業概要
株式会社ネオレックスは、名古屋発の技術ベンチャーです。
本社及び研究開発拠点が名古屋市熱田区伝馬町(旧東海道沿い)に、マーケティング機能及びショールームが東京の神楽坂にあり、古く歴史ある街から、新たなビジネスを発信しています。
会社名 :株式会社ネオレックス
代表者 :取締役社長 駒井 拓央
事業内容:独自システム・アプリケーションの企画、設計、開発、販売
URL :https://www.neorex.co.jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社ネオレックス サポート担当
email : support@tablet-time-recorder.net
電話 :052-681-2121
会社URL: http://www.neorex.co.jp
製品URL: https://www.tablet-time-recorder.net
名古屋本社 〒456-0034 名古屋市熱田区伝馬1-4-25 ネオレックスビル
TEL: 052-681-2121 FAX: 052-681-2129
神楽坂ショールーム 〒162-0818 東京都新宿区築地町4 神楽坂テクノスビル
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